Oasis / Some Might Say 2(B)
May 1, 2016
オアシス/サム・マイト・セイのBセクションのコード進行を分析した記事です。
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Some Might Say
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サム・マイト・セイ
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コード進行Chords
オリジナル・キーはDメジャー。
わかりやすいように、キー=Cメジャーに移調しています。
Bセクションのコード進行は|Dm|F|C|C|Dm|B♭|F|F|
Dm(Ⅱm)から始まるパターンで、Aセクションとの変化をつけている。
Dmに続くコードがひとまわり目とふたまわり目で違う。
ふたまわり目はブルーノート・コードのB♭(♭Ⅶ)が使われ、ひっかかりをつくり出している。
F(Ⅳ)に到達する4度下行によるコード進行は、ブルーノート・コードを使う場合の定番的手法。
- ブルーノート・コード
- ブルーノートをルート音としたコード。
メロディMelody
使われている音はソラドレミ。
すべてCメジャー・スケール上の音。
(7音抜き)
倚音で始まるフレーズ。
2・3小節目はコードの5度音がシンコペーションで使われ、勢いがありながらコードと調和するようにつくられている。
ブルーノート・コード(B♭)が使われているふた回り目も、音の使われ方は変えられておらず、ブルーノートの音はとられていない。
- 倚音
- コード構成音の長(短)2度上(もしくは下)に現れる非和声音。
通常、強拍に現れる音を言う。
コード構成音に含まれないので緊張を持つが、コード構成音へ解決することで緊張が緩和する。
緊張と緩和を使ってメロディに表情をつけることができる。
- ブルーノート
- メジャー・スケールの、同じルート音のマイナー・スケールでフラットする音。
キー=Cメジャーの場合はミ♭、ラ♭、シ♭。