Oasis / Some Might Say 1(A)
April 30, 2016
オアシス/サム・マイト・セイのAセクションのコード進行を分析した記事です。
ディスコグラフィDiscography
作詞作曲:ノエル・ギャラガー
リリース:シングル1995年4月24日、アルバム1995年10月2日
オアシス、6枚目のシングル。
セカンド・アルバム(What’s the Story) Morning Glory?『モーニング・グローリー』の7曲目に収録されている。
BPM=112のゆったりとしたテンポの曲。
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Some Might Say
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サム・マイト・セイ
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コード進行Chords
オリジナル・キーはDメジャー。
わかりやすいように、キー=Cメジャーに移調しています。
Aセクションのコード進行は|C|C|Am|Am|F|C|G|G|
2小節ごとのコード・チェンジでゆったりとした出だし。
3和音のダイアトニック・コードで構成されている。
4和音を使わない(7度音を含まない)ことで、コードの7度音によるフレージングが特徴的なメロディを際立たせている。
4小節目F(Ⅳ)5小節目C(Ⅰ)で半終止し、6・7小節目にG(Ⅴ)を持ってきて、1小節目のC(Ⅰ)につなげる形。(Ⅴ→Ⅰ終止形)
- ダイアトニック・コード
- ダイアトニック・スケールの各音をルート音とし、そのルート音に対してひとつおきにダイアトニック・スケールの音を積み重ねたコード。
計3つ重ねると3和音(トライアド)、さらにもう1音加えると4和音(7th)。
メロディMelody
使われている音はミファソラシド。
すべてCメジャー・スケール上の音。
1小節目はコードの5度音で始めて、コードときれいに調和した出だし。
2小節目のソから、Aメロ内の最高音のドに、4度跳躍進行するところにアクセントが置かれている。
その後はコードの7度音がシンコペーションで使われ、2音のみのフレージングだが軽快さが生み出されている。
- 非和声音
- コード構成音に含まれない音。
コード構成音に含まれないので緊張を持つが、コード構成音へ解決することで緊張が緩和する。
緊張と緩和を使ってメロディに表情をつけることができる。
- シンコペーション
- 同音連打をタイでつないで、アクセントを前の弱拍へずらすこと。
勢いをつけることができる。