The Beatles / Penny Lane 2(C)
June 6, 2016
ビートルズ/ペニー・レインのCセクション(サビ)のコード進行を分析した記事です。
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Penny Lane
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コード進行Chords
オリジナル・キーはAメジャー。
わかりやすいように、キー=Cメジャーに移調しています。
Cセクション(サビ)のコード進行は|C|C(onE)|F|F|C|C(onE)|F|A7|
C(Ⅰ)からF(Ⅳ)への進行の繰り返し。
Fの前にオン・コードが挟まれ、ベース音がのぼっていっている。
ペニー・レインはAセクションで全音上がり、キー=Dメジャー(オリジナル・キーはBメジャー)に転調する。
A7はキー=DメジャーのⅤ7。
Aセクションと同様に、新しいキーに移動する直前に、新しいキーの先頭のⅠに対するⅤ7コードが置かれ、転調する前フリがつくられている。
Ⅴ7を組み込むと、ドミナント・モーションの進行力を利用して新しいキーにスムーズに移行することができる。
メロディMelody
使われている音はラドド♯レミファソ。
コードと調和しやすい5度音がシンコペーションで使われた軽快なフレージング。
A7でのメロディはアルペジオで組み立てられ、Cメジャー・スケールにはないド♯が使われている。
まとめLearning
転調の手前に新しいキーのⅤ7を置くアイディアに注目。
ドミナント・モーションの進行力を利用して新しいキーにスムーズに移行することができる。
オリジナル曲の制作に取り入れてはいかがでしょうか。