The Beatles / Hello, Goodbye 2(C)
May 8, 2016
ビートルズ/ハロー・グッドバイののCセクション(サビ)のコード進行を分析した記事です。
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コード進行Chords
オリジナル・キーはCメジャー。
Cセクションのコード進行は|CC(onB)|Am7C(onG)|FA♭6|CC(onB)|Am7C(onG)|FB♭7(9)|C
C(Ⅰ)から始まり、Ⅵm7→Ⅳ→Ⅰという流れ。
Fの3・4拍目に、ひとまわり目はA♭6、ふたまわり目はB♭7(9)が挿入されている。
A♭6(♭Ⅵ6)はFと同じ度数(Ⅳ)のサブドミナント・マイナー・コードFm7の変形と解釈でき、切なさがかもし出されている。
B♭7(9)はFをドミナント・コードに見立て、トニックとして入れられたものと解釈される。
- サブドミナント・マイナー・コード
- 同主短調から借りてきたⅡ(7)、Ⅳm(7)のコード。
切なさを感じさせる響きをつくり出すことができる。
Cメジャー・スケールと、Cマイナー・スケールは同じドの音から始まる。
このように、開始音(主音)が同じメジャー・スケールと、マイナー・スケールは「同主調の関係にある」と言う。
この関係を利用して、同主調からダイアトニック・コードを借りてくることができる。
メロディMelody
使われている音はソシ♭ドレミファソ。
A♭6とB♭7(9)にブルーノートのシ♭が使われている。
まとめLearning
♭Ⅵ(Key=Cの場合だとA♭コード)に注目。
Ⅳmのサブドミナント・マイナーと同じ働きを持つ代理コードで、ダイアトニック・コードだけの進行に入れると、意外性のある斬新な響きが生まれる。
オリジナル曲の制作に取り入れてはいかがでしょうか。